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 青朽葉への言葉
2011.10.13(Thu)
にんじんにもかぼちゃにも埃がかぶって真っ白だ
あの包丁は使えるのかな
台所に綺麗な薔薇のコーヒーカップがあったはず
賞味期限切れの缶づめに太陽の影が焦げ付いている
誰もいないテーブルに綺麗なレースのクロスが引いてある
吸いつくような赤銅の床下に大きな西瓜が割れている
蟻すら入り込めないこの世界に
スプーンに反射した光だけが差し込んでくる
二度と触れられない人形に別れを告げていない
二度と穴を通る事のない糸に触れていない
井戸を覗きこむ暇も与えられなかった
昼間の居間を思い出せない
あの扉の細工が僕にも施されていればいいのに
鍵穴は視力が落ちても見つけてみせる
二階は別世界だ
あの海に沈まないように浮力を蓄えて臨まなければ
泳ぎ疲れた黒い革ジャンが命のつなぎ目だ
匂いが消えない
汚れた部屋はいつまでも僕には懐かなかった
あの人の朝食を邪魔してはいけないのだ

青朽葉の記憶

この記憶に偽りはない
無数に広がる色の記憶たち
けれどどれだけの月日が経とうとも
どれだけあの頃の色が薄れようとも
この恐怖の記憶とともに煌々と燃える光りに生まれよう
そしてその影も抱き、愛そう
例え初めて飛び込んだ
燦々と天色に輝く海に揉まれても
僕は僕のかたちでいよう
そして彼には「ただいま」を
そしてあの人には「ありがとう」を
// 23:29 // 今日の出来事 // Comment(0)
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